Robin's egg

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ロビンのたまご

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  • ロビンのたまご / 03 I Wish You Love

    「はいよー杜允ー・・・なんだシュウヤか。おー、今か? ひとりだ。

    ミッドナイトなんたらって店」

    「話ねぇ・・・」

    「悪いな急に」

    「オレは構わねーけど、ロビ太はどうしてんだ」

    「アランさんにみてもらってる」

    「あのジジイまだ生きてたのか」

    「たまには顔見せろってさ」

    「この年になってまだ説教喰らえってか。考えるだけで萎えるぜ」

    「心配してんだよ」

    「まあそのうち行ってやるか」

    「さーってと、店変えるぞ」

    「? オレここで構わないけど」

    「もっとアレだ、雰囲気のある店のがイイだろー?」

    「雰囲気って・・・」

    「・・・なに此処」

    「・・・やり過ぎた感が否めないな。こうゆーのが今の流行りか?」

    「ーで?」

    「モリさー、この前家来た時、なんか話があったんだろ」

    「あら、するどい奥様」

    「茶化すな」

    「あー・・・今度さー新しく面倒見ることになったガキ等がいンだけど、

    オレ様にそいつらの後ろで弾けっつーの クソ社長が。

    オレは表で弾く気はねーつったら、代わりに clyde 復活させろだと。

    まあ、その話はもう済んだんだけどな」

    「・・・悪い」

    「なぁーんでお前が謝んだよ。オレはお前を口説きに行った訳じゃねーぞ。

    会いにいく口実ができたっつーか・・・それもどうかと思うけどな」

    「・・・オレ、もうちょっとロビンのそばに居たいんだ」

    「そうしろ。それがいちばんいいさ」

    「ごめんな」

    「謝ンな。謝るくらいならキスの一つもさせろ」

    「いいよ」

    「は?」

    「キスさせてやる」

    「させてやるって、お前」

    「・・・お前なーわかってんのか? オレは何年も我慢してきたんだぞ」

    「しないの?」

    「・・・お前は鬼か」

     

     

    「鬼よリタチ悪ぃわ」