ロビンのたまご / 07 sunday brunch

「も~・・・君たち今何時だと思ってンの~オレさっき寝たとこよ?」
「11時!約束通りー!!」

「あっそ・・・シュウヤは?」
「前のケーキ屋さんでケーキ買ってるー!」

「ケーキって、ンなもん朝っぱらから誰が喰うんだよ~」
「ぼくと~シュウちゃんと~モリー!!」
「オレもかよっ」

「このピアノ、モリーが弾くの?」
「おうよ」
(ぷっ)

「ロ~ビ~太~お前今笑っただろ!どけ!目に物見せてやる」

「どうよ。見直したか?」
「うん。上手だねぇ」

「シュウヤも弾けるんだぞ」
「ホント!?」
「オレよりは下手だけどな」

「ねぇモリー、これなんてゆう曲?」
「さあな。シュウヤがよく歌ってたやつだからあいつが作ったのかもな」

「ふ~ん・・・」

「ウマイか?」
「うんっウマイっ」
「おーし、一杯喰え!ケーキなんか食えなくなるくらい喰えよー」
「やだー!ケーキもくうー!」

「シュウちゃんとモリーのバンドはワールドツアーしたの?」

「したぜー、なあ、シュウ太」

「大変だったんだぞ、モリがホームシックになっちゃって」
「そりゃお前だろーが。兄さんの顔が見たい~っ!てよ」

「そうだっけ?」
「そうだ。このブラコンが」



ぼくとシュウちゃんの2人で食べるごはんもおいしいけど、
モリーと3人で食べるごはんはもっとおいしいね。

「また遊びに来てもいい?」
「おう、いつでも来い。ただし昼以降にな」